一発クリノメータ

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一発クリノメータについて紹介します。

最新更新情報

Version.1.2 からデジタル六分儀モードを搭載しました。

一発クリノメータとは？

地質調査用のツールです。普通の方位磁石ではありません。東西が逆に書いてあります。従来のクリノメータが走向と傾斜を別々に測定しなくてはならなかったのですが、このアプリは、デバイスを層理面にあてがうだけで、たちどころに走行と傾斜を表示させることができます。

どうやって使うの？

まさにデバイスの走向と傾斜がリアルタイムに画面左上に表示されます。数値をとめるときはMENUボタンを押します。そうすると３つの測定モードが選べます。

走向

伝統的な測定方法。これを実行する前に、あらかじめデバイスを水平面にて、その長辺を層理面に接触させておく必要があります。磁針の値が表示されます。

傾斜

伝統的な測定方法。これを実行する前に、あらかじめデバイスを鉛直面にて、その長辺を層理面に接触させておく必要があります。錘の値が表示されます。

一発測定

電子クリノメータならではの測定方法。これを実行する前に、あらかじめデバイスを層理面に接触させておく必要があります。走向と傾斜が直接表示されます。

精度は？

デバイスに依存します。しかし、デフォルトのプレインストールされた方位磁石よりかは正確です。というのも、このアプリにはキャリブレーション機能が搭載されているからです。デバイスにはバイブレータやスピーカなどの磁石が存在しており、磁気ベクトルは地磁気に対してゆがんでおります。MENUにあるキャリブレーションボタンを使うとデバイス由来の磁気ベクトルをキャンセルすることが出来、水平面内の角度精度を±1度にすることができます。しかし、現在のバージョンではまだ加速度センサーのキャリブレーションが搭載されていないため、水平面外での測定では誤差が大きく、±2～3度程度の精度がいいところと考えたほうがよろしいかと存じます。

デジタル六分儀

カメラ方向の方位角、仰角、傾き、及び前回ロックしたカメラ方向との相対角を表示することが出来ます。画面長押しでロックできます。

今後の予定

幾つかのアップグレードを予定しています。

赤道座標表示

デジタル六分儀に赤経赤緯表示を搭載する予定です。

他のキャリブレーション

確証はありませんが、精度をあげる余地はあるとおもいます。

データベース

全ての測定値を自動的に本体内に保存してゆき、必要に応じてアスキーファイルへ出力できるようにする予定です。

地図表示

走向傾斜記号を Google Maps に表示させる機能を予定しております。もし時間に余裕があれば、国土地理院の2万5千分の1図に表示できればとおもうのですが、現時点ではできるかどうか不明です。

シュミット投影

選択した走向傾斜をシュミット投影やローズダイアグラムに表示し、頻度を視覚的に捕らえられるようにする予定です。

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